The flow is now stopped.

流れは今止まってしまった。

誕生と共に激流のように動き出した流れは、僕を飲み込み、体の成長という形で否応なしに意識させ、環境を止まることなく変化させ、今いる場所まで僕を運んできた。僕はただ、溺れないように、沈まないように水をかいているだけでよかった。

その流れはある時から徐々に緩やかになり、今遂に止まってしまった。

僕は今、窓の外に降る雨の音に、 眠れぬ夜に溢れる思い出に、部屋を漫然と埋め尽くす悲しみに、いつだって笑える自分に、はっきりと認識できる。

流れが既に止まってしまったことを。

The flow is now stopped.

だから僕は決めなくちゃならない。このまま流れの吹き溜まりの中にいるのか、自分が動く事によって再び流れを(相対的に)動かすのかを。

おそらく自分はいま人生の、ちょうど真ん中にいるのだろう。

滑り降りてきた前半部から、使い果たした位置エネルギーから、残りの後半を登り始めなくては。

不完全な傘を差して、降りしきる温い雨の中に出るのだ。
心に焼き付いた太陽を、曇り空の上に思い浮かべて。