山田ジャパン稽古日誌 「稽古6日目」

山田ジャパン稽古日誌「稽古6日目」

3月4日。前回の稽古から一週間とちょっと開きました。その間僕は名古屋大阪和歌山3DAYSライブなどで英気を蓄えつつ、台本を読んだり一人練習したり。

しかし台本ってのは、読めば読む程に発見があるものですな!(俺が理解するのに時間がかかるだけという話もある)
「そっか、ここで初めてお客さんは○○が○○であることを知る訳か~」と台詞に込められた機能みたいなものに気付いたり。能龍は考えて作ってんだな~と感心したり。当たり前なんだけど^^;;。

そんな事をしながら迎えた3月初の稽古! いよいよ3月やで~!

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今日の稽古は、配役発表から! 

「まなぶ、かっとくん」

はいっ。いやー、知ってたけど、改まるなあ。

「○○、○○さん。○○、○○さん…」

と発表は続いていく。なんかスタメン発表みたいで、ええなあ~。部活とかやったことないけど、ええなあ~。

「以上、この配役が、恐らく最強じゃないかと」

と、一部変更の可能性を残しながらも、発表終了。

続いて、舞台セット模型の写真を皆で見る。能龍のスマホに表示されたのを皆で見るんだけど、一定の大きさ以上拡大しないのよ。能龍何度もくぱあ、くぱあってやるけど。で、諦めてその大きさで見る^^;。

詳しく言えないけど、山田ジャパン史上もっとも大掛かりなセットなんじゃないでしょうか。乞うご期待!

そして衣装のイメージスケッチも発表! なんか発表尽くし! いよいよ感、増す!

でね、これも詳しく言えないけど、単にその役っぽい衣装ってだけじゃなくて、コンセプトがあるんです。セット含め、今回の舞台は思ったよりも形而上的な(解釈をしても楽しめる)ものになりそう。あのね、僕そう言うの大好きなの。嬉しい。

そして、ラストシーン近辺のイメージ台本(?)が配られる。能龍曰く、色々と考えた結果、より良くするために予定していたプロットを変更するかも、と。そのイメージを掴みたいので、その台本を読んで聞かせてみてくれ、と。

でですね、この展開が、そこで僕が話す(であろう)台詞が、何度でも全力で心を込めて言えるだろう台詞なんです。下手でも、くさくても心は込められる。だって俺の思てる(思てた)事そのまんまやもん!

後で能龍が「まあ、どストレートな台詞やけど」と言ってたけど、ええ、じゃあ俺どストレートなん? ノンケなん?(←ちょっと違う)

そのシーンを二回読んだんですが、ちゃんと読めたかわかんないけど、もう手汗が酷くて(俺、手汗酷いのです。病院行ったらしっかり病名つくくらい)台本がシワシワ~になったよ。宝の地図みたいになったよ。そう言うと「ブログに書くネタができましたね」とただのさん。はい。しっかり書きました^^。

と、テンション高めで稽古に臨むも、一週間の間に脳内で増大した「これくらい出来る自分」と、実際にやってみてそこに到達しない自分とのギャップにちょっと凹む。

まあ、進歩の反動だと思う(ポジティブだろう~?)けど、自然にその場にいようとしすぎて、自分発信の台詞を一瞬忘れたり(汗)。

余談ですが、歌詞でもそうなんだけど、言葉が短期記憶の箱から違う所に入ると(要するにきちんと覚えると)逆に、その場にいないと出てきにくくなるんだよね。自分の曲でも、曲が始まってその場所にこないと歌い出しが出てこないという曲は沢山ある。ちょっとその状態みたいになって、それが悪い方に出ちゃった。

「ちょっとブランク感じたね~(能龍)」

ですよね~^^;;

「あと、ちょっと声小ちゃいね」

うわーお。これも進歩の裏返しと思いたいけど、声しっかり出すの忘れてたよ(汗)! いかんいかん!

一応その後、ちょっとずつ修正は出来たと思うけど、なんか引きずる違和感…。まあ、ようするにハードルが上がってるって事だ(ポジティブだろう~?)! なんせほんの数週間前は、声が出たらオッケーって言ってたんだから(笑)!(稽古後、「二歩下がっても三歩進むぞ~」とツイートしたら、能龍からの別件メールの末尾に「別に二歩下がってないぜっ(笑)!」と書いてあった^^;)

ハードルが上がるで言えば、能龍氏は今回初めて芝居をする俺に順を追って教えてくれているみたい。今日は「役を超える」という事だった。

「…今かっとくんは、○○(ボケに突っ込むようなニュアンス)の台詞の時もまなぶとして、役として言ってるねん。それはそれで正解ではあるんやけど、この場合はまなぶとしてじゃなく、役を飛び越えて、逆に言えば素に戻って、かっとくんとして言わないと笑いにはなれへんねん」

ふむー! 能龍がこの稽古日記を読んでるのを知ってるから書く訳じゃないけど、その事は一週間の間、疑問だった事でもあったのです。なのでとても腑に落ちる…し、そこを俺にも求められると気付いて、身が引き締まる。

とっても大事な事だよな~と思います。芝居でも音楽でも、パフォーマンスを伴うアート(おお、なんか偉そうな事言いそう俺)ってのは、一つの言い方をすると、大きな嘘をお客さんに共有してもらうって事だよね。まあ音楽はその比率は少ないかもだけど、夏に冬の歌を歌ったりもするわけだし、女性目線(女性言葉)の歌を男が歌ったりもするしね。その大きな嘘を共有する事によって、その裏側(奥)にある「本当」を逆説的に表現する…というのが、僕の考える(お客さんと一緒に作りあげる)芸術の機能な訳です。

だけどその嘘(を共有しますよ、という約束)ばかりだと、疲れちゃうというか、その世界観を少し破る事によって緊張が緩和され、笑いになったり、音楽だと盛り上がったりになるんですな。(THE ALFEEが各地のコンサートで、地名(TOKYO BAYとかTOKYO CITYとか)が入った曲を演奏する時、ご当地の地名に変えて歌って盛り上がるっていうお約束があるんですけど、それもその一種だよね。「ま~よなか~の~♪ オーサカシティーラーイツ(キャー!!)」)

そういう機能、僕は普段メタという言葉を使うんだけど、さっき調べたんだけど形而上って英語でメタフィジカルって言うんだね。今日はメタの話しが多いな。

なんしか、深く納得した稽古6日目の夜でした。続く。

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