改めて、盗聴少年、そして殻剥き。

盗聴少年集合 (1280x720)


ええと、私CUTTが少年役をつとめさせて頂いた舞台「盗聴少年」が千秋楽を迎えてから、はや一週間弱が経ちます。思えば、2月中旬の顔合わせから2ヶ月弱、この舞台に時間や気持ちの全てをかけてきたと言っても過言ではない。アルバム一枚作ったような気持ちです。改めて、能龍、共演者の皆さん、スタッフの皆さん、観に来てくれた皆さんと過ごした時間を大切に感じています。

役者さんとしての初舞台を終えて、当初設定した目標はどうにか達成出来たのかなと感じています。公演が成功に終わり、その邪魔もしなくて済んだと思うし、大阪に入ってからは特にのびのびと楽しんでまなぶくんを演じられました。(その分、空振りもあったと思うんだけど^^;;)

演じたというか…、狭義に言えば演じる必要がなかったというか…。

終わってみれば結局は音楽と同じで、自分の魂の核(若い言葉ですまん!)を無防備にさらけ出して、その場にいる人と何かを共有するような事だったのかなと。

自分の魂の核(的なもの)と、それを守る殻というのが、稽古中から強く意識させられた事でした。「殻を破る」というのはよく使われる言葉だし、一面では僕も今回それを目指したわけですが、結果的には「殻を破った」というよりも「殻を剥いた」という方が近いような…。

白くて若干ぬめっとした魂の核のようなもの、それを守る殻をストーリーが進むに合わせて剥いていくという感じでした。心がけていた事は。

最初はストーリーそのものに揺さぶられて、意識しなくてもそれが出来ていたわけですが、やはり何度も稽古、公演を繰り返して来ると僕の方でも作業というか意識が必要になってくる。殻を剥く手を操作する事が必要になってくる。で、その結果かなりの高確率で自分の核的なものを空気にさらせた事が、僕としては一番達成感のある事だし、音楽にフィードバック出来る事だなと思えました。要するに、収穫だ!

2シーン目で母すずえ(あさこさん)からまなぶ(僕)のある身体的特徴が明かされるわけですが、要するにそういうことだったのか!(観てない方は是非DVDをどうぞ!)

「盗聴少年」とは、少年にとっての、家族にとっての壮大なビルドゥングスロマンだったんだな~と思いつつ、稽古日記の続きを書く事にします。ではまた!